令和7年度/未来を創る!フードテックビジネスコンテスト

【ビジネス部門優秀賞】
受賞者インタビュー

田中美帆さん(NoMy Japan 株式会社)

2026年2月に開催された「令和7年度/未来を創る!フードテックビジネスコンテスト」本選大会。その中でビジネス部門優秀賞を受賞したNoMy Japan 株式会社 田中 美帆さんにお話を伺いました。 「美味しく、健康で、サステイナブルな、麹でできた『マイコプロテイン』」をテーマに挑んだ今回の提案。その背景には、どのような想いがあったのでしょうか。

自然の循環に根ざす、新しいタンパク質のかたち

NoMy Japanが掲げるのは、「自然の循環に根ざす食料システムの構築」です。
環境負荷の低減と食料自給率向上という大きな課題に対し、麹由来のマイコプロテインという新たなタンパク源で応えようとしています。
「世界的にタンパク質需要が高まる中で、持続可能な供給の仕組みをつくることが重要だと感じています。私たちは発酵の力を活かし、美味しさとサステイナビリティを両立できる選択肢を提示したいと考えました」と田中さんは話します。

このテーマに着目したきっかけの一つが、海外スタートアップの日本市場参入を支援してきた経験でした。世界でも数社しか持たない技術を実証済みの状態で展開できたことが、日本市場でも大きなトラクションにつながったといいます。
「技術としての可能性を確信できたからこそ、日本の食の未来づくりに活かしたいと思いました」と振り返ります。
さらに、その原点には個人的な原体験もあります。
「世界の最貧困地域を目にしたとき、人にとって本当に必要なのは『食べ物』と『水』だと痛感しました。持続可能な食料供給の仕組みをつくることは、社会の基盤を支えることだと思っています」

ノルウェー発スタートアップとしての挑戦

今回の応募は、フードテック官民協議会の関係者から勧められたことがきっかけでした。 「受賞すれば、将来的にさまざまな支援策に応募する際の後押しにもなると伺い、挑戦してみようと思いました。省庁との連携を深めながら、社会実装を加速させたいと考えています」

一方で、日本市場に挑戦する中での葛藤もあったといいます。
「ノルウェーから突然現れたスタートアップとして、日本のフードテック企業と同じように応援していただけているのか、不安になることもありました」
それでも、幾度もの審査を経て優秀賞に選ばれたことは、大きな自信につながりました。
「日本のフードテックを代表する審査員の皆さまに可能性を見ていただけたこと、そして温かい応援と期待を感じられたことが、本当に嬉しかったです」

美味しく、健康で、サステイナブルな未来へ

今後の目標は、まず今年中の上市です。
「一般消費者の目に触れる場所にマイコプロテイン製品を届けたいと考えています。来年以降は商用展開をさらに加速させていきたいです」
田中さんが目指すのは、自然の循環に根ざした食料システムが当たり前になる社会です。
「美味しく、健康で、そしてサステイナブルな選択肢が広がることで、食の未来をより良いものにしていきたいと思っています」
発酵の力から生まれる新しいタンパク源。その挑戦は、これから本格的な社会実装のフェーズへと進んでいきます。

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