令和7年度/未来を創る!フードテックビジネスコンテスト

【個人部門最優秀賞/オーディエンス賞】
受賞者インタビュー

家﨑諒さん・濱内優衣さん(三重県立四日市農芸高等学校)

2026年2月に開催された「令和7年度/未来を創る!フードテックビジネスコンテスト」本選大会。その中で個人部門最優秀賞およびオーディエンス賞をダブル受賞した三重県立四日市農芸高等学校 家﨑 諒さん・濱内 優衣さんにお話を伺いました。
「竹間伐材を用いた持続可能な養鶏飼料の開発~竹に命を!鶏に力を!地域にみのりを!~」をテーマに挑んだ今回の提案。その歩みと想いを聞きました。

地域課題に向き合う循環型モデル

家﨑さんと濱内さんが取り組んできたのは、竹間伐材と食品廃棄物を活用した持続可能な養鶏飼料の開発です。飼料価格の高騰と放置竹林の拡大という地域課題を同時に解決する循環型畜産モデルの構築を目指しています。竹のサイレージ化やペレット化によって保存性や給餌性を高め、採卵鶏での生産性および経済性も確認してきました。

本コンテストに参加した理由について、二人は次のように話します。
「学校で取り組んできた研究や活動を、社会の中でどのように役立てられるのかを知りたいと思い参加しました。」 専門家から直接アドバイスを受けることで、自分たちのアイデアの強みや改善点を客観的に知り、今後の研究や進路選択にもつなげたいと考えていたといいます。
「ビジネスの視点で物事を考える経験を通して、自分たちの活動をより深められることを期待していました。」

得られた手応えと広がった視点

実際に参加してみて、その目的は達成できたと感じているそうです。
「専門家の方々から直接アドバイスをいただくことで、自分たちのアイデアの良い点や改善すべき点がはっきりしました。研究をより深めるための視点が広がりました。」ビジネスコンテストの舞台で発表した経験は、自信にもつながりました。
「自分たちの活動が社会にどうつながるのかを実感できました。」

今後プランを進めていくために必要なことについては、現実的な課題も挙げます。
「試作や改良を続けるための資金が必要だと感じています。また、学校だけではできない部分も多いため、企業の方や農家さんなど、異業種の方々と協力しながらネットワークを広げていくことも大切だと思いました。」

さらに、「行政機関の支援やアドバイスをいただけると、活動をより現実的に進めやすくなると感じています。」と、地域で実際に活用してもらうためには行政の支援も重要だと話します。

三年間の青春をかけた挑戦

最優秀賞の発表直後、家﨑さんはこう述べました。
「私たちは、三年間の青春をこの活動に捧げるつもりでやってきたので、今回最優秀賞をいただけてとても嬉しいです。」

この研究は高校一年生のときに始まり、約二年間取り組んできた活動です。地域の農家や企業の協力があってこそ成り立つ研究であることにも触れました。
「今後もそういった方への感謝の気持ちを忘れずに研究を続け、成果を地域に還元していきたいです。そして、この三重県から持続可能な畜産を実現していきたいと考えています。」

さらにオーディエンス賞の受賞が発表されると、二人は驚きを隠せない様子でした。
「まさか最優秀賞とオーディエンス賞の両方をいただけるなんて、本当に思っていませんでした。」 「昨日も五回ぐらい練習しました。その努力がここで実って本当に良かったです。」と発表に向けて何度も練習を重ねてきたことも明かします。

現在は三重県内での展開が中心ですが、「ここから日本全体へ、そして世界規模へと活動を広げていけたら」と今後への意欲を語りました。

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